2009/11/13

マタニティーキーホルダー



妊娠前、電車の中でこんな事がありました。













その日は、相変わらずの満員電車。私は優先席付近に立っていました。吊革につかまっている人の中にお腹はそんなにまだ大きくない妊婦さんが、具合悪そうに立っていました。なぜその方が妊婦さんか分かったのかというと、最近よく見かけると思いますが、マタニティキーホルダー(おなかに赤ちゃんがいますと書かれたママと赤ちゃんの絵が描かれたキーホルダー)をバッグに付けていたからです。























その妊婦さんは左手で吊革につかまり、右手と頭を左手にもたれかかるようにして、眉間にしわを寄せ目をつぶっていました。







私はちょうどその女性の斜め後ろくらいに立っており、座っている人やその妊婦さんの表情が見える位置でした。ちょうどつわりが一番ひどい3~4か月くらいなんだと思いました。





その頃私は妊娠前で正直妊娠三か月がどういった症状なのかは分かりませんでしたが、明らかにその妊婦さんは具合が悪そうで、なんとかしたい気持ちでいっぱいでした。
でも結局何も出来ないまま降りる駅についてしまいなんとも言えない罪悪感と世間の冷たさにがっかりした気持ちでした。














優先席に座っている方々がその女性が妊婦だということに気づいていなかったのか、気づいていたけど譲らなかったのかはわからないけど、結果として非常に残念でした。何よりも私が何も出来なかったことに対して自分がすごく情けなく思うし、私以外の方も明らかに気づいている雰囲気だったのに見て見ぬふりをしたことには、本当に日本人は残念!!って強く思ったのでした。















私の旦那さんに話してみたところ、やっぱり想像通りの意見でした。
「もし自分が私の立場だったら、必ず優先席に座っている人に声をかけてその妊婦さんと席を譲ってあげるようにしてた」って。西洋人としてはそんなことは当たり前と言わんばかりのニュアンスで言っていました。それは西洋人、日本人関係なく人として当たり前のことなのにどうして出来なかったんだろうって、少し凹みました。
















今となっては、私は妊婦の立場。

毎日満員電車に揺られ出勤しています。つわりが今はひどいので一応優先席のある車両にのることが多いのですが・・・・結果として席を譲る日本人は98%いません(笑)たまーに、出産を経験した感じのあるおばさまとか、若い女の子とかが譲ってくれる程度(2か月で計2回!?)この間は、私を押しのけて優先席に勢いよく座った中年のおじさん、バッグにつけてあるマタニティホルダーを見るやいなやすぐさま、何も見えなかったごとく携帯をいじり始めました(笑)いやいや、そんなあたふたしなくたって私何も言いませんからって思いました。ただこんな人にはなりたくないって反面教師になりました。















こんな話を友人や家族に話して見ると、いろんな話をしていて勉強になりました。

その中でこんな話がありました↓

妊婦さんに席を譲らない人達にはこんな人たちがいる!!!

・まだマタニティホルダーを知らない人
・妊婦だと気づくのが遅くて、今更代わっても・・・と思う人
・代わってあげたいが一声かける勇気のない人
・自分の方が大変なんだからと思っている人
・見なかったことにしようと言い聞かせている人
・自分が代わらなくても誰かが代わるだろうと思っている人
・たかが妊婦と思っている人
・妊婦の辛さが分からない人
・譲っても「すぐ降りますから・・」と断るかもしれないと思ってる人

















こんな方々、日頃の行いはすべて自分に降りかかってきますよ(笑)
私はこうならないようにしようって心に誓ったのでした・・・・・

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